「火災保険って毎年いくらくらいかかるの?」と気になっている方は多いはずです。実は火災保険の保険料は、住宅の種類や条件によって大きく変わります。
この記事では、持ち家(戸建て・マンション)の火災保険料の相場と、保険料が決まる要因をわかりやすく解説します。
公式サイトに載っている保険料の例
火災保険の保険料は、建物の所在地・構造・築年数・保険金額・補償の組み合わせで大きく変わるため、「相場はいくら」と一言で示すのは難しいのが実情です。ここでは、保険会社が公式サイトで公開している保険料の例を、条件とあわせて紹介します。
| 保険会社 | 条件(公式サイトの例) | 保険料 |
|---|---|---|
| ソニー損保 | 木造一戸建て(H構造)・東京都・築5年・建物1,800万円(家財なし)・火災/風災/水災/水ぬれ/盗難を補償・類焼損害等の特約付き・地震保険なし・5年契約 | 月額1,438円(月払) |
| ソニー損保 | マンション(M構造)・上と同じ条件・建物800万円 | 月額256円(月払) |
| チューリッヒ | 木造戸建て(H構造)・東京都武蔵野市・2005年築・建物1,600万円+家財500万円・水災なし・地震保険なし・特約なし・5年一括払い | 97,010円(1年あたり約19,400円) |
| チューリッヒ | マンション(M構造)・東京都世田谷区・新築・建物1,300万円+家財400万円・水災なし・地震保険なし・臨時費用/個人賠償責任の特約あり・5年一括払い | 22,460円(1年あたり約4,500円) |
※2026年9月に各社の公式サイトで確認した保険料例です。会社ごとに条件(補償・保険金額・家財の有無など)が違うため、会社同士の安さの比較には使えません。出典:ソニー損保「新ネット火災保険」、チューリッヒ「ネット火災保険」
📊 読み取れるポイント
- 同じ会社・同じ補償でも、木造一戸建て(H構造)はマンション(M構造)より保険料が高くなりやすい
- 水災補償を付けるか、台風・豪雪が多い地域かどうかでも保険料は変わります
- 地震保険の保険料は国の基準で決まり、保険金額1,000万円あたり年7,300〜41,100円(都道府県と建物の構造で決まる。割引前)です。詳しくは地震保険の相場の記事をご覧ください(出典:損害保険料率算出機構「地震保険基準料率」)
自分の条件での保険料は、複数社で同じ条件の見積もりを取って確認しましょう。
📌 モデルケース:神奈川・木造戸建ての場合
※金額のイメージをつかむための架空のモデルケースです。実際の保険料は条件によって異なります。
住宅ローンを組んだ際に銀行窓口で勧められた保険に加入し、年間50,000円を払っていたとします。更新のタイミングで複数社から見積もりを取り、同等の補償内容で年間28,000円のプランが見つかれば、年間22,000円、5年で110,000円の差になります。
⚠️ 保険料は条件で大きく変わります
同じ住宅の種類でも、補償内容・地域・建物の評価額・契約期間などの条件によって保険料は大きく異なります。複数社で見積もりを取って比較することが非常に重要です。
保険料が決まる6つの要因
耐火性の高いマンション(M構造)は、非耐火の木造住宅(H構造)よりも保険料が安くなります。
台風・大雨・雪が多い地域ほど保険料が高くなる傾向があります。
建て直し費用(再調達価額)が大きいほど、設定する保険金額が高くなり保険料も上がります。
水災補償や破損・汚損補償などのオプションを追加すると保険料が上がります。
自己負担額を高く設定するほど保険料が下がります。
長期契約(複数年一括払い)は年単位で計算すると割安になる場合があります。
保険料を賢く抑えるコツ
💡 保険料削減のポイント
- 複数社の見積もりを比較する:同じ補償内容でも会社によって保険料は大きく異なります
- 不要な補償を外す:水災リスクが低い地域なら水災補償を外すことも検討できます
- 免責金額を見直す:ある程度の自己負担を許容できるなら免責を上げて保険料を下げられます
- 長期一括払いを検討する:年払いよりも5年一括払いの方が割安になることが多いです
📌 関連記事:金額の決め方は保険金額の決め方、安くする方法は火災保険を安くする7つのポイント、ネット型と対面型のどちらで入るかはネット型と対面型の違いで解説しています。
よくある質問
まとめ
火災保険の保険料は「高い・安い」だけで判断せず、自分の住まいに必要な補償がしっかりカバーされているかどうかが重要です。まずは現在の保険内容を確認し、見直しのタイミング(更新時・引越し時など)に複数社の見積もりを比較してみましょう。
📚 出典・参考(公式情報)
※制度や金額は改正されることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。