【2026年版】持ち家の火災保険|家財契約はいらない?建物契約との違いと必要な補償を解説

持ち家の家財保険は必要?

持ち家を購入するとき、火災保険は多くの方が加入します。では「家財の契約も必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか?

🏠 火災保険は「建物契約」と「家財契約」の2つで構成される

火災保険には、大きく分けて「建物契約」と「家財契約」の2種類があります。どちらか一方だけ、または両方を組み合わせて加入することができます。

  • 建物契約:建物そのもの(壁・屋根・床・設備など)を補償
  • 家財契約:建物内にある動産(家具・家電・衣類など)を補償

持ち家で「建物契約だけ入っている」という方は多いですが、建物契約だけでは家の中の家財は一切補償されません。この記事では、家財契約の必要性をわかりやすく解説します。

火災保険の「建物契約」と「家財契約」の違い

同じ火災保険でも、建物契約と家財契約では補償の対象がまったく異なります。

契約の種類補償の対象具体例
建物契約建物本体・固定された設備壁・屋根・床・ドア・浴槽・流し台・固定エアコン・門・塀・物置・テレビアンテナ・屋根一体型の太陽光パネルなど
家財契約建物内の動産(取り外せるもの)家具・家電・衣類・食器・パソコン・現金など。架台型(取り外し可能)の太陽光パネルも家財扱いになる場合あり

💡「建物」か「家財」かの判断基準

大まかな目安は「取り外せるかどうか」です。建物に固定・一体化されているものは建物契約の対象、持ち運びや取り外しができるものは家財契約の対象となります。

  • 建物の対象例:固定されたエアコン・浴槽・流し台・門・塀・物置・屋根一体型の太陽光パネル
  • 家財の対象例:ポータブル家電・家具・衣類・架台型(取り外し可能)の太陽光パネル

※太陽光パネルは設置方法・所有者によって建物・家財どちらの扱いになるか異なります。加入する保険会社に確認しましょう。

⚠️ 建物契約だけでは家財はゼロ円の補償

火災で家が全焼した場合、建物契約は「建物の再建費用」を補償しますが、家の中にあった家具・家電・衣類などは一切補償されません。家財契約に入っていなければ、これらはすべて自己負担となります。

「いらない」と思われる理由

持ち家の家財保険が「不要では?」と思われがちな理由はいくつかあります。

  • 「建物の火災保険に入っているから十分」と思っている
  • 「火事や災害は自分には関係ない」と感じている
  • 「家財なんてたいしたものを持っていない」と思っている
  • 「保険料が高くなるのが嫌」

これらの気持ちは理解できますが、建物と家財は別物という点を押さえておくことが重要です。

持ち家で必要な補償

✅ 持ち家の家財保険で補償されること

  • 火災・落雷・爆発:火事や落雷で家財が焼失・損壊した場合
  • 風災・雹災・雪災:台風や大雪で窓が割れ、家財が損傷した場合
  • 水濡れ:上階や自室の水漏れで家財が濡れた場合
  • 盗難:空き巣に家財を盗まれた場合(オプションの場合あり)

必要な人・不要な人チェックリスト

✅ 加入すべき人

  • 貯蓄が少なく、万が一の際に自己資金で家財を買い替えられない
  • 衣類・バッグなど高価なものがある
    ※貴金属・宝石・毛皮などは1点あたりの補償に上限あり(多くは30万円)。高額品は「明記物件」として契約時に申告が必要。
  • パソコンや楽器など高額品を持っている
    ※家財全体の保険金額に上限があるため、高額品が多い場合は保険金額の設定に注意。

🔲 加入しなくてもよいかも

  • 家財がほとんどなく総額が少ない
  • 家財が損失しても自己資金で対応できる

保険料の相場

世帯・家財の規模家財補償額の目安年間保険料の目安
単身・シンプルな暮らし100〜200万円約5,000〜10,000円
夫婦・2人暮らし200〜400万円約8,000〜15,000円
ファミリー(子あり)400〜700万円約12,000〜22,000円
充実(地震保険付き)各設定+地震上記+約5,000〜15,000円

※建物保険(火災保険)とは別の費用です。保険会社や補償内容によって大きく異なります。

🔍 保険料は比較して選ぶのが一番の近道

家財保険は保険会社によって保険料や補償内容が大きく異なります。一括見積もりサービスで複数社を比較してから選ぶと、同じ補償でも年間数千円〜1万円以上の節約になることがあります。

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家財の総額は意外と多い

「家財なんてたいしたものがない」と思っていても、ファミリー世帯では500万円を超えることも珍しくありません

品目単身の目安ファミリーの目安
冷蔵庫・洗濯機10〜25万円20〜50万円
テレビ・AV機器5〜20万円20〜60万円
パソコン・スマホ10〜30万円30〜80万円
家具(ベッド・ソファ等)10〜30万円50〜150万円
衣類・バッグ・靴20〜50万円100〜300万円
食器・調理器具2〜5万円10〜30万円
合計(目安)約57〜160万円約230〜670万円

これらが火災や水害で一度に失われたとき、補償なしでは全額自己負担になります。保険料との費用対効果を考えると、加入するメリットは大きいと言えます。

補償の対象外になるケース

家財保険に加入していても、すべての損害が補償されるわけではありません。契約前に対象外のケースを把握しておきましょう。

対象外のケース理由・補足
🌍 地震・噴火・津波による損害 火災保険では補償されない。補償するには地震保険に別途加入が必要
🕰️ 経年劣化・自然消耗 使用による傷み・サビ・変色などは対象外。保険はあくまで突発的な損害が対象
💸 高額品の申告漏れ 1点・1組30万円超の家財(貴金属・美術品・楽器等)は「明記物件」として申告が必要。申告なしでは30万円が上限
🚗 自動車・バイク 車両は家財に含まれない。自動車保険・バイク保険での補償が必要
💻 電気的・機械的事故 家電の突然の故障・ショートなどは基本補償では対象外のことが多い。特約で追加できる場合あり
🔓 故意または重大な過失 わざと壊した・著しい不注意による損害は補償されない
💴 現金・有価証券 現金は盗難時でも補償上限が低い(20万円程度が多い)。有価証券・通帳は対象外が一般的
🏪 商品・営業用の備品 販売目的の商品在庫や、仕事・営業用の備品・機材は家財保険の対象外が一般的。自宅で副業・在宅ワークをしている場合も、業務用として使用している機器・道具は対象外になることが多い。事業用の補償が必要な場合は別途保険の検討を
🎴 コレクション品のプレミア価格・希少価値 フィギュアやポケモンカード等のコレクション品は、補償の基準が「再調達価額(同等品を新たに買える価格)」のため、市場高騰分・希少価値は補償されない。また、トレーディングカード類は有価証券に近い性質とみなされ対象外になる可能性もある。1点30万円超のものは明記物件としての申告が必要

⚠️ 地震による家財損害は地震保険でしか補償されない

日本では地震による損害が特に多いにもかかわらず、火災保険(家財保険)では地震・噴火・津波が原因の損害は一切補償されません。地震で家財が壊れた・倒れたという場合に備えたい方は、火災保険とセットで地震保険への加入を検討しましょう。

💡 意外と補償されるケース(知っておくと得)

対象外と思われがちでも、実は補償される事例もあります。

  • 落雷で電化製品が壊れた:落雷は「火災・落雷・爆発」の補償対象。テレビ・パソコン・冷蔵庫などが雷サージで故障した場合も補償されるケースがある(※電気的事故との区別に注意。落雷が直接の原因であることが条件)
  • 台風で窓が割れ、雨が吹き込んで家財が濡れた:風災の補償対象になる場合がある
  • 上階からの水漏れで家電が壊れた:水濡れ補償の対象になる場合がある

※補償の可否は保険会社・契約内容によって異なります。不明な点は加入先の保険会社に確認しましょう。

よくある質問

Q. 建物の火災保険に加入済みなら家財保険は不要では?

いいえ、別々の補償です。建物保険は「建物そのもの」を補償しますが、家の中にある家具・家電・衣類などは補償されません。家財を守るには家財保険への別途加入が必要です。

Q. 地震保険はセットで入るべき?

地震保険は火災保険(建物・家財)とセットでのみ加入できます。地震大国の日本では、特に地震リスクの高い地域や木造住宅の場合は加入を検討する価値があります。ただし保険料が上がるため、居住地のリスクと家財の価値を踏まえて判断しましょう。

Q. 高価な美術品・楽器は補償される?

1点・1組あたり30万円を超える高額品は「明記物件」として別途申告が必要な場合がほとんどです。申告なしでは30万円を上限にしか補償されないケースがあります。契約前に保険会社に確認しましょう。

Q. 家財保険は建物保険と同じ会社にまとめるべき?

必ずしも同じ会社にする必要はありません。それぞれ別の保険会社で加入することも可能です。ただし、同一会社でまとめると割引が適用される場合もあるため、見積もり時に確認してみましょう。

🔍 家財保険は比較して選ぶのが一番の近道

保険会社によって保険料・補償内容は大きく異なります。一括比較サービスを使えば、数分で複数社の見積もりが取れて、自分の条件に合ったプランが見つかります。

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